まぼろしのネコ
ちゅんころは、びっくりするぐらい信じやすく、嘘が前提で話しているのに(ジョークね)、
頭っから信じて後日はぁ?あれ信じたの?ということがよくあった。
涙ながらに、最後にこれは嘘だからねって言ってよ!ってよく言われたもんだ。
もともと、あたしがしれっと妄想的な冗談を言うのが好きなせいもあるかもだけど、
初めのころはよく驚いた。
ちゅんこのお母さんにも、もっちゃんは嘘ばっかりつくんだよって告げ口された
や め ろ !
聞こえが悪すぎるっての。
いまは、だいぶ慣れて一緒に妄想を楽しめるまでになったけどね。
さて、友人カップル宅に以前私が保護したネコがいて、そのお家に二匹目のネコが来たということで会いに行った時のこと。
二匹目の子は、元ノラでお母さんネコに「人には近づくな」という教育をしっかりされたもんだから、
知らない人が来るとものすごい勢いで隠れてしまう。
だから、まぼろしのネコなんだよね、と。
まぼろしのネコに出てきて欲しくて、名前を呼んで機嫌を取ろうとする私と友人カップルを見て、
やべぇ、妄想のネコにここまでやらなきゃいけないんだ、とちゅんこはひっそり青ざめていたらしい。
なんと、本当にまぼろしでいないんだと思い込んでいたらしい。
いやいや、友達のブログにネコ画像上がってたじゃん?
ツイッターにも上がってたじゃん?
と言ったら、画像を拾ってきてると思ってた。手が込んでるなって思ってたと。
すごいなー、天然って。
勝てる気がしない。